構造用集成材は、厚さ2~3㎝の板を乾燥させ、大きな節や割れ、腐れなどを取り除き、高性能の接着剤で貼り合わせたものです。これにより、優れた性能を持ち、かつ天然素材の素晴らしさを合わせ持つ「木を超える木」といえます。
腐れなどの欠点を取り除いて積層することにより、品質を均一化し、強度性能を高めました。その性能は、明確かつJASに認められたもので、構造計算する際にも有利です。
性能表示にかかわる強度のバラつきの少なさは、工業製品だからこその利点です。反りや割れ、乾燥収縮を防ぐため、含水率を12%以下に設定。狂いや縮み、変形がほとんど発生しない寸法安定性も実現しています。
集成材の耐火性能は、認められています。普通の鋼材と違って、加熱による強度の低下が少なく、燃えても倒壊の危険性が低いからです。構造計算上必要な断面に燃えしろ設計をすれば十二分に安全です。
木材の熱伝導率は鉄の200分の1、サッシや鉄骨が結露しても木材が結露することは、ほとんどありません。「夏」「冬」どちらにも優れた断熱性を持つ「木」は、省エネの点でも効果的です。
金物による接合部は、木材の強度と見合う粘りを持つ必要があります。そこで、構造用集成材を金物で接合することにより、骨組とのバランスを保ち、優れた強度を発揮します。
高精度・高強度にとどまらず、集成材の力を十分に生かす、バランスの良い接合部を実現します。
金物で接合することにより断面欠損(材木を切り欠くこと)最小に抑えることができます。つまり、集成材の強度を十分に生かせることになります。
素地は溶融亜鉛メッキ鋼板です。さらにその上にリン酸亜鉛処理を施し安定した皮膜下地を作り、そこに耐食性に富む樹脂系塗料を電着コーティング(カチオン塗装)することで強靭な防錆加工にしてあります。この3層の防錆効果により強度を長時間持続します。
基礎は、外壁や内部の壁の下に連続して設けた鉄筋コンクリートの基礎としています。また、底盤部にも、鉄骨入りのベタ基礎を採用し耐震性を高めるとともに、コーナー補強を採用し、さらに耐震性を高めています。
基礎はベタ基礎と立ち上げ部の巾150mmを採用し、また鉄筋のピッチを200mmとし、強度を高めています。
湿気が床下内にこもらないよう土台と基礎の間に敷きます。通常間隔をおいて使用される短い基礎パッキンよりも、長基礎パッキンロングで敷き詰めます。
シロアリ対策として、床組材などの木部、外壁部の柱・間柱および下地板は地面から1mまでの部分、浴室回り部材、洗面所や台所等の水回り部分の木材を薬剤処理します。(保証期間5年)
各階部分の床には、梁と床面28ミリの構造用合板等でがっちりと固定し一体化させた根太レスを採用しています。地震・台風の際、横からの強い水平力に対して「ねじれ」や「ゆがみ」を防ぎます。
目に見えない壁の中には、旭ファイバーグラス㈱の断熱材「アクリア」を施工しています。結露やカビの発生を抑え、快適な室内環境を実現します。
ベランダも屋根と同様に、常に風雨にさらされております。タフコンディションでも、ヒビや雨漏りなどせず、見た目もきれいなまま保ち続けるのがFRP防水。高い防水性と強度兼ね備えています。
人体に影響を及ぼすホルムアルデヒドは、一般建材に多く含まれています。
弊社では、フローリングをはじめ、すべての建材・住器などに、もっとも放散量の少ないF☆☆☆☆規格を選択、標準仕様としています。
2枚のガラスの間に固定空気層を持つ複層ガラスは、一般の単板ガラスに比べ2倍以上の断熱性を発揮します。
快適な室内環境を実現すると共に冷暖房費を抑え、快適性が格段に向上します。
室内の汚れた空気・湿気・臭気を排出して、新鮮な外気を取り入れる「計画換気」を実現します。換気不足によって起こるさまざまな弊害もクリア。音も静かです。
住宅保証機構(株)による地盤保証システムを導入しています。第三者解析による地盤調査・保証業務を分離する仕組みで地盤判定の信頼性を高めています。
建設会社と関係ない第三者機関である住宅保証機構「まもりすまい保険」が検査(一戸建住宅の場合は、2回)を行い、確かな品質であることをプロの目でしっかり確認します。そして、お引渡後10年間に万が一、住宅品質確保法上の瑕疵(かし)が発生した場合には、その費用を保証いたします。